読書推進運動協議会さまの公募に応募し、大賞をいただきました。
10/27(水)〜11/9(火)の読書週間に合わせて、全国の書店や図書館に貼り出されます。
わたしもつい先日、グランフロント大阪にある紀伊国屋書店さんにてポスターを発見。
思わず店員さんに「撮ってもいいですか…」とおずおずと確認。
写真に撮ってきました。
読書が好きであることと、すでに決まっていた標語「最後の頁を閉じた 違う私がいた」にとても共感したこと、それらがきっかけで応募しよう決めてイメージを膨らませていきました。
そうして形にしたものを評価していただき、世の中に出ていくことに嬉しさよりも驚きとこそばゆさを感じています。
公式サイトには「作者のことば」として、このイラストに込めた想いを一言添えさせていただいています。
また、わたし以外の受賞者さまたちのイラストも載っていますので是非ご覧ください。
ここからは、このイラストの構図やアイデアについて書かせてください。
最後の頁を閉じて「あ、わたし今までとちょっと違う」と思う瞬間ってどんなときでしょうか。
わたしにとっては
・視野が拡がったとき
・視座を上げて物事を見れたとき
・著者や、著者のいる土地や時代をちょっと身近に感じたとき
です。ちょっとふわ〜っとした言葉達ですね。。。
例えばわたしは今まで学生と会社員(事務職)と専業主婦しか経験していません。
ですので普通に生活していたら、自営業や、会社員の中でも銀行員、ワーキングマザーなどなど、自分と違う属性の方々の視点で物事を見ることはありません。
専門家や経営者などについても然りです。彼らは膨大な知識と経験を以って物事の大局を見ることに長けている方が多いですが、現在わたしはそのような知見も能力も持ち合わせていません。
更に言うと、外国に住んでいる方や明治・大正時代の文豪たちの考えていることなどは、現代の日本でのみ暮らしていると想像することも難しいです。
ですが、彼らの視点を得る方法があるのです。
それが読書です。
彼らの著作を読むことで、その思考や考え方に触れることができます。
それらが自分の中にインストールされたとき、「あ、今までとちょっと違うかも」と思ったりします。
以上のわたしの経験をギュッと詰め込んだのがこのイラストです。
視野の拡がりを、街や空を一望するような構図で、
頁を進めるに従って視座が上がる様子を階段で、
著者と著作の土地や時代を身近に感じる様子を外国の建物や海で。
それぞれ表しています。
あなただったら、【最後の頁を閉じた 違う私がいた】という標語からどんなイメージが膨らんでくるでしょうか。
素敵な本との出会いがありますように!
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